卵子提供体験談2018.01体験談

卵子提供体験談:『二人の元気な子供、子煩悩夫、そして長生きおじいちゃんおばあちゃん』

毎年新年になると、IFC卵子提供プログラム卒業生の御家族から、年賀状に添えられたお手紙が、たくさん届きます。
ここでは、一回のドナーからの採卵サイクルで得られた受精卵から、元気な二人のお子さんを授かった先輩ママからのお手紙を御紹介します:


新しい年を迎え、IFCスタッフの皆様には益々御活躍のことと存じます。
お陰様で私達親子4人、元気で新しい年を迎えることができました。

大変御無沙汰いたしておりましたが、下の子も、今年小学生になります。本当に早いものですね。

健康なドナーさんから卵子を提供していただいたせいか、子供達は、風邪ぐらいで、あとは大きな病気ひとつせず、二人とも元気に育っています。

主人と二人で暮していた頃は、閑散としていたこの家が、今は、ところせましと子供達のおもちゃや本が散らばっており、お恥ずかしいことに片付いていることなどありませんが、家の中が前よりずっと暖かく感じています。

私も、下の子が幼稚園の年長さんになったときから、時短で仕事に復帰しました。

自分がこうして、毎日ばたばたしながらも子供二人に恵まれて楽しく幸せにしている姿を、日本で自分の卵子にこだわって治療を続けていた頃には、まったく想像もできませんでした。

IFCさんに卵子提供プログラムでお世話になって、幸運なことに、二人もとても可愛い(すみません、親バカですが)子供に恵まれたことは、私達夫婦にとって人生最大の幸せだと今、はっきり言えます。

もちろん、あんなことが起こったらどうしよう、こんなことがあったら何て言おう、といった心配ごとは時々心に浮かびますが、毎日、家族として生活している中で、きっとだいじょうぶ、という変な自信が湧いてきています。親になって、私自身、強くなったのかもしれません。(笑)

私(妻)の両親は、この子たちが卵子提供で生まれた子達だ、ということを知っています。でも、卵子提供だろうが、なんだろうが、娘の私が産んだ孫達であり、その孫達が可愛くて可愛くて仕方がないそうで、なんだかんだと理由をつけては、しょっちゅう遊びにきます。私の両親はもう、かなりの年なのですが、孫達が生まれてから、曲がっていた腰も伸びた感じです。孫達から元気をもらってもっともっと長生きするんだ、と言っています。

そんな両親を見ていると、このプログラムに進む前、もしかして孫を愛してもらえないかも、とかなり悩んでいた自分に、こうなるんだよ、と、何とかして教えてあげたかった、なんて思ってしまいます。

それから、何よりのもう一つの発見は、主人が、あんなに子煩悩な人だ、ということがわかったことです。私達二人ともが40代になってから生まれた子供達ですが、主人も一緒になって、汗をかきながら公園で走り回っている姿をみて、この人、こういう人だったんだなあ、パパにしてあげられてよかったなあ、とつくづく思います。

あのとき、IFCさんの卵子提供プログラムに出会わなかったら、私達の今の幸せはありません。
ハーバート先生もお元気でしょうか?
どうぞくれぐれも宜しくお伝えください。
改めて皆様にお礼を申し上げます。

これからまた寒くなるかと思いますが、どうぞ皆様どうぞお元気でお過ごしください。