卵子提供体験談2019.06体験談

『長い回り道をした私達の救世主はIFCさんでした〜卵子提供プログラム体験談』(関東甲信越地方のY様より)

IFCのスタッフの皆様、お元気でお過ごしでしょうか?
大変お世話になり、早く御礼をと思いながら、慣れない子育てに追われ、ご報告がこんなに遅れてしまいまして申し訳ございません。

お陰様で、48歳の誕生日を目前に、ようやく可愛い我が子に恵まれました!
予定帝王切開で、確かに傷の痛みはありましたが、我が子の顔を見ると、痛みなどどこかへ消えてしまいました。親バカで失礼ですが、写真をお送りしますので、見てやってください!

IFCさんで受けさせていただいた卵子提供プログラムでは、すべてが順調に進み、こうして長年の夢だった我が子を抱くことができましたことを、私共夫婦より、何と御礼を申し上げてよいかわかりません。

こうして、IFCさんにたどり着く前に、私達夫婦は、大変な回り道をしてしまいました。
私達がした間違いを、他の御夫婦には繰り返してほしくないと思っているので、ここに書かせていただくことにしました。

 実は、私達は、最初、IFCさんではなく他社さんの卵子提供プログラムへ行きました。最初、数社回って、説明を受けたのですが、本当は、一番親切で、一番丁寧に説明をしてくださったのは、IFCさんだったのです。

でも、そのときは、会社によってそこまで大きな差はないだろうと勝手に思っていて、費用が安かったから、ということと、ドナーの数が何百人もいる、と言われたことから、他社さんに決めたのでした。それがそもそもの間違いでした。

そこでは、何百人もいる、と言われていたのに、私達が選んだドナーさんは、第5希望と思っていた人もだめになり、それでも早くできると言われたドナーさんに決めたのに、なんだかんだと理由をつけられて、少しずつ待たされているうちに、結果的に一年も待たされてしまいました。

挙句に、私が胚移植に行く直前になって、もう渡航のチケットも買ってしまっていたのに、突然、キャンセルになりました、という連絡が来たのです。理由を聞いても、その後のきちんとした納得のゆく返事はありませんでした。
しばらく経って、ようやく連絡が来たと思ったら、今度は、今すぐ、渡航してくれ、とのこと。それでもようやくの胚移植と思い、藁にもすがる思いで渡航しました。

でも、できた受精卵は1個のみ。
英語ができない私に、詳しい説明もなく、エージェントの方も、いつも忙しそうにしていて、電話もなかなかつながらず、不安をかかえたまま日本に帰り、結局陰性。
そのエージェントからは、何もフォローもありませんでした。

気がついたら、2年近くの日々を無駄にしていました。その上、安いからと選んだのに、それでも結局は百万円単位のお金を無駄にしてしまいました。

そんな悔しい回り道をしてしまったのですが、私達夫婦はどうしても諦めがつかず、恥を忍んで、再び、IFCさんの東京オフィスを訪ねました。

一旦は他へ行ってしまった私達を、IFCさんはとても温かく迎えてくださって、私達は、それまでの他社のエージェントの対応を思いだすたび、どうして最初からIFCさんにお願いしなかったのだろう、と何度も思いました。

IFCさんには、確かに何百人というドナーさんはいませんが、紹介してくださるドナーさんは、全員「マッチング可能」なドナーさんで、いいな、と思うドナーさんの数が多いと感じました。そして、ドナーさんの写真も何枚もあり、はっきりドナーさんの顔立ちも確認できるし、ぶ厚いプロフィールもあって、ドナーさんの情報をたくさんもらうこともできました。
そう考えると、何百人もドナーがいますと言われた他社さんより、結局、IFCさんで選んだドナーさんの方が、私達の希望のとおりだったのです。

他社さんでの経験が経験だったので、私達夫婦は、一歩進むごとに、今度ももしかしたら変な方向へ行くのではないかと心配になり、とんでもない失礼な質問などもたくさんしてしまったと思うのですが、その度に、サンフランシスコのIFCのスタッフの方から、すぐに返事が来て、とても安心でした。
とにかく、IFCさんのスタッフの皆さんの対応が、丁寧で親切で、余りにもそこが私達が別のところで受けたプログラムと違いました。

実は、私の子宮内膜は、ちょっと薄めで心配だったのですが、そのことでもいろいろ相談にのってもらったり、サンフランシスコのハーバート院長に、直接質問してもらったりで、それも解決してから胚移植を受けることができました。
そして、ドナーさんからはたくさんの採卵ができて、受精卵や胚盤胞の数は、IFCさんがリアルタイムで教えてくださいました。
私達は、着床前診断をしてもらいましたが、1回のドナーさんからの採卵で、8個も染色体が正常な受精卵ができました。その報告を聞いたときは、本当に、信じられませんでした。

最初は是非女の子が欲しかったので、胚移植のときに、女の子の受精卵の中で、一番良いものを移殖してもらいました。
ハーバート院長が、ユーモアたっぷりのジェスチャーで「折り紙」と日本語で言いながら、最後に毛布で包んでくださり、リラックスさせてくれました。IFCのコーディネーターさんもずっと付き添って、受精卵のこととかも説明してくれて、本当に安心でした。

胚移植の二日後に日本に帰りましたが、渡米時に安心して過ごせたせいか、疲れもあまり感じずに帰宅しました。
その10日後に、IFCさんから紹介されたサポート医の先生のところで、妊娠判定。見事に一回で陽性判定をいただきました!

本当に、生まれて初めての妊娠だったので、妊娠中もいろいろIFCさんに連絡をしてしまいましたが、その度に、いろいろと親切にアドバイスをいただけて、本当に有り難かったです。やはり、IFCさんは、これまで20年以上も卵子提供をやっておられるので、情報量が全然違うと思いました。

とにかく、確かにIFCさんは少し他より費用が高いかもしれませんが、こうして私達夫婦が、長い回り道をして、これまで他でまったく得られなかった結果を現実に出してくれた救世主です。

他がいくら安くたって、子供が授からなかったら結局使った時間とお金は無駄になってしまったのです。最初からIFCさんを選んでいれば、もっと早く娘に会えていたかもしれないと思うと、悔しい思いでいっぱいです。

 他の御夫婦が、私達と同じ間違いをしないよう、僭越ですが、つたない言葉で体験談を書かせていただきました。

そして、念願の我が子を授かった今、欲が出てしまって、現在第二子検討中です。サンフランシスコにあるたまごを、是非お迎えに行きたいなと思っています。男の子の受精卵も残っているので、次は男の子がほしいと思っています。
そのときは、家族三人でサンフランシスコへ行って、皆さんに直接御礼をさせていただきたいと思っています。

こんな元気で可愛い娘が生まれて、私達は本当に幸せです。本当に有難うございました。