遺伝子検査プログラム

遺伝子検査プログラムとは

遺伝子検査プログラム

遺伝子とは「いのちの設計図」

人間のゲノムは20,000を超える遺伝子から成り立っており、赤血球以外の人間の全細胞に遺伝子が存在しています。
個々の人間が生まれつき持ち合わせることとなった、その人特有の遺伝子は、その個人の特性を形づくり、生まれてからどのように発達し、どのような健康状態で人生を過ごし、老化していくかをつかさどるものなのです。
つまり遺伝子というのは、いわば、その特定個人の「いのちの設計図」であるとも言えます。

身近な遺伝子検査

こちら米国では、遺伝子検査が一般の人々にとっても、とても身近なものになっており、あらゆる遺伝子検査が、比較的簡単に受けられるようになっています。

遺伝病スクリーニング検査

遺伝病スクリーニング検査の目的

これから赤ちゃんを授かろうとしているご夫妻、あるいはパートナー同士、あるいは卵子提供プログラムにおいては、父親となる男性と、卵子ドナーが検査を受け、「常染色体潜性遺伝」形式で子供に発症するかもしれない重篤な遺伝病を回避するための検査となっています。

健康な人間であったとしても皆誰しもいくつかの遺伝子に変異があると考えられています。
代々その人の家系で誰も遺伝病を発症していなくても、精子提出者と卵子提出者の同じ遺伝子項目に合致があると、そのコンビネーションで生まれてくる子供のみに発症してしまう遺伝病リスクの有無を確認する検査です。 

リスクの回避

遺伝病スクリーニング検査の結果、もし万が一変異の合致があった場合、生まれてくる子供の遺伝病発症のリスクを回避するため、婚姻している夫婦や事実婚パートナー同士の場合、単一遺伝子遺伝病着床前診断(PGT-M)を実施することができます。
卵子提供プログラムの場合であれば、卵子ドナーさんの変更を事前に行うことができるようになります。

検査可能な遺伝疾患

余談ですが、卵子提供プログラム実施を反対する人たちの中には、知らずに近親結婚をしてしまう可能性があるということをその理由のひとつに挙げる人もいるようです。
しかし、この遺伝病スクリーニング検査を実施することで、近親者にありがちな、同じ遺伝子項目の変異の合致による重篤な遺伝疾患を避けることができます。

現在簡単に調べられるのが、300種ほどの、人間界では比較的ありがちな遺伝病で、例えば、知能障害、難聴、盲目、歩行困難、重篤な脳・神経・内臓・筋肉などの障害や異常を伴う遺伝疾患のリスクについて調べることができます。

IFC卵子提供プログラムに進まれるご夫妻のほぼ100%がこのオプション検査を受けておられます。

IFC卵子提供プログラムと同時実施についてのお問い合わせ

簡便な検査システム

唾液あるいは口内粘液を採取するキット(唾液を試験管に入れる、あるいは、口内粘液を綿棒で拭う) をご自宅へお送りし、それを検査ラボへ送り返していただく、というだけの簡単なものです。
あとは、弊社を通して、提携遺伝カウンセラーからの結果報告を受け取っていただくシステムになっておりますので、通院不要です。

遺伝病スクリーニング検査の単独実施(渡米不要)

遺伝病スクリーニング検査は、弊社IFCを通して単独でも受けていただけます。
渡米や通院は不要です。
お問い合わせフォームに、「遺伝病スクリーニング検査単独実施希望」としてご連絡ください。


単独で実施するか、あるいは生殖医療プログラムと並行して実施するかにより行程が異なりますので、ご関心のある方は、以下からお問い合わせください: