最新情報2009.02IFCニュース

「アラフォー」不妊治療と妊娠・出産

2008年の「ユーキャン新語・流行語大賞」の大賞に選ばれた「アラフォー」という言葉。
これは、35歳から45歳ぐらいの女性層を指す、アラウンドフォーティー(Around Forty = 40歳前後)の略語だということは、もう皆様ご存知ですよね。

さて、「不妊治療」について真剣に取り組む世代というのも、実は中心がこの「アラフォー」の女性達なのです。

「アラフォー」世代と不妊治療

どうしてこの年齢層に含まれる女性達が「不妊治療」の中心となるのでしょう?

それは、ずばり「卵子が老化していく」という、どうしようもない事実があるからなのです。

「アラフォー」の女性達というと、家庭、仕事、趣味、などなど、きっと何でも充実している時期。ところが、「じゃあ、そろそろ子供を・・・」と考えたとき、自分が思ったように簡単に妊娠しない・・・そんな展開になる女性も多くいらっしゃるのです。

もちろん、無事幸運に、自然妊娠される方も多くいらっしゃいますが、そうではない方の中には不妊治療に踏み切ることになる方もこれまた多くいらっしゃるのです。

『ヘルシーな食事をしているし、定期的にジムに通ってエクササイズでシェイプアップしてる。だから見かけだって20代の頃とまったく変わらない。健康にだって自信があるわ。』

そんな女性でも、『卵子』だけは、時間と共に着実に老化している、という厳しい事実があることは、あまり良く知られていません。

知っていますか?女性は生まれる「前」に一番多くの卵子を持っていること

お母さんが妊娠16週から20週ぐらいのとき、お腹の中の赤ちゃんが女の子だったら、その女の赤ちゃん(胎児)には女性の一生の中で一番多い数となる、およそ600万個から700万個の卵子があるのです。
それが、その女の子が生まれる頃には、すでに200万個ほどに卵子の数は減ってしまっており、生理が始まる思春期の頃には何と30万個まで減ってしまっているのです。

つまり、初潮がある頃には、生まれる前にあった卵子数の20分の1ぐらいに減ってしまっているということになります。
そして、これらの卵子は、生まれる前の段階から、その女性が(一般的には)40代後半から50代頃に閉経を迎えるまで、ずっとコンスタントに「老化」を続けているのです。
この「卵子の貯蔵庫」の中から、一人の女性がその一生の間に排卵するのは、およそ500個ほどの卵子、と考えられています。

卵子が一番「良質」なのは20代から30代初めまで

女性が一番妊娠しやすい「健康な卵子」を排出(排卵)できるのは、20代から30代の初めぐらいまでです。30代後半になると、「貯蔵庫」に残されている卵子は、どちらかというと「質が最善ではない」ものが多くなり、40代になる頃には、卵子が残っていても実際に妊娠したり健康な赤ちゃんを出産する可能性は極めて低くなることがわかっています。

40代になると、せっかく妊娠が成立しても、初期流産に終わるケースも増加していきます。
これは、卵子の老化により、受精卵/胎児に染色体異常がある可能性が高くなっているからなのです。

これはいくら生殖医療が進んでも、排卵誘発剤で「卵子を若く」することはできず、ただ、「貯蔵庫」に残されているだんだん年をとっていって「老化して質が低下した」卵子を何とか育てよう、採卵しよう、というそういう努力しかできないのです。
ですから、最先端不妊治療をつかっても、一旦低下してしまった卵子の質は元にもどせないのです。もちろん、卵子そのものの若返りに効く食べ物やビタミン、というものもないのです。

アラフォーで妊娠を望むなら、あまり待たずに専門家に相談しましょう

一般的な不妊治療の読本に書かれているように、「自然にまかせて一年経っても妊娠しなかったら医者に相談しましょう」というのは、20代から30代前半の方の話。

アラフォーの方が妊娠を望むなら、一回一回の月経周期、つまり妊娠のチャンスが極めて貴重になりますから、すぐにでも医師や専門家に相談しましょう。
即、不妊治療、ということではなくても、的確なアドバイスを受けることが必要です。

一般的な不妊治療の読本に書かれているように、「自然にまかせて一年経っても妊娠しなかったら医者に相談しましょう」というのは、20代から30代前半の方の話。

アラフォーの方が妊娠を望むなら、一回一回の月経周期、つまり妊娠のチャンスが極めて貴重になりますから、すぐにでも医師や専門家に相談しましょう。
即、不妊治療、ということではなくても、的確なアドバイスを受けることが必要です。

アラフォー不妊治療をしても結果が出ていない場合は?

弊社IFCにご相談ください。メールやお電話でのご相談を『無料』で行なっておりますのでいつでもご連絡ください。

(弊社IFC社長・川田ゆかりの著書「いつまで産める?わたしの赤ちゃん」(実業之日本社・刊)にも詳細記述されておりますので、お読みになってみてください。
(著書の詳細はこちらから >「いつまで産める?わたしの赤ちゃん」

アラフォー不妊治療で妊娠しない・着床しない・流産を繰り返している、といった場合、次のステップとなり得る治療の選択肢も含めてご相談可能な日本全国の不妊治療専門クリニックについてのご案内、アメリカでの生殖医療(卵子提供プログラム)も含めたご相談をさせていただきます。

アラフォーの方が、妊娠を望んだら、その結果がついてくるように情報提供のお役に立てたら幸いです! 弊社IFCにどうぞお気軽にお問い合わせください。

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